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YouTube動画(※撮影許可済み)
「茶房むべ」の格子戸の暖簾をくぐっって、お店へと至る雰囲気を味わってください。
(キム先生の韓国語紹介音声付き)
Contents
あきる野市の「乙津」って、なんか美しい響きじゃないですか?
こんにちは、キム先生の旦那のぼくでんです。
今年は梅雨明けが遅れそうですが、韓国語の勉強は順調ですか?
僕たち夫婦は、先日、都会の喧騒を離れ、PCなどのハードウエアも脱ぎ捨てて、東京の奥座敷・奥多摩までドライブしてきました。
目指す場所は、あきる野市乙津(おつ)。
春には、枝垂れ桜や花々が咲き乱れ、「乙津(おつ)花の里」と呼ばれる地です。
「乙津」って、なんか美しい響きじゃないですか?
「岸辺の乙女」って感じで。
僕の勝手な妄想ですが・・・。
今回の旅のテーマは、「おふろとカフェの幸せな関係」
今回の旅の目的は、「おふろとカフェの幸せな関係」の発見です。
そんな場所が、あきる野市(旧五日市町)乙津(おつ)にあることを知り、さっそく車を走らせました。
その「おふろ」とは・・・、
「瀬音の湯」。
もうオープンして10年くらいになるので、あなたもすでにご存知かも知れませんね。
だけど、こちらはどうでしょう?
もう一方の「カフェ」とは・・・、
「茶房むべ」。
ちょっと隠れ家的な雰囲気のカフェです。
それでは、さっそくご紹介しましょう。
まずは「茶房むべ」から。
ギャラリーカフェ「茶房むべ」
「茶房むべ」への道のり
JR武蔵五日市駅前を走りぬけ、緑豊かなエリアに入り10分ほど。
すでに辺りは、秋川渓谷を眼下に見下ろし、奥多摩の山々の緑に包まれています。
桧原街道の荷田子(にたご)信号を右折して、「乙津橋」を渡ると、すぐ右手に「茶房むべ」の看板が目に入ります。
愛車を駐車場に入れた瞬間から、期待に胸は高鳴ります。
なぜなら、
「乙津」の里(마을/マウル)全体を包み込む穏やかな空気感、
ご主人の手によるアートな看板のほのかな灯り、
味わい(趣き)のある「茶房むべ」の格子戸と暖簾、
手入れの行き届いた松を始め、落ち着いた佇まいの庭園・・・。
一瞬でとろ~りと癒されてしまうような空間なんです。
(※注:あくまで個人的な感想です)
「茶房むべ」の暖簾をくぐり、庭園を通って店内へ
格子戸の暖簾をくぐる瞬間、さらに期待が高まります。
庭園には、数々の草木が植えられており、四季折々の表情を楽しめます。
僕たち夫婦が訪れた日は、青紫の紫陽花が出迎えてくれました。
石畳の小道を進むと、古民家風カフェに辿り着きます。
アーティストのご主人が直々に、入り口で出迎えてくれました。
「茶房むべ」の店内は、芸術家一家の愛に包まれた空間
店内には、大きな一枚板のカウンターテーブルと4人席が1つ。
壁には、「茶房むべ」のご主人のお父様で、グラフィック・インテリアデザイナーとして名高い、高橋敏彦氏の作品が飾られています。
カフェとギャラリーが一体となった空間。
これには、秘密があります。
後ほど、ご紹介しましょう。
ご主人が旅先で一点一点買い求めた、有田焼の珈琲茶碗で、美味しい珈琲をいただけます。
生豆5種類をブレンドした自家焙煎珈琲です。
ちなみに僕は、鮮やかな赤を基調としたカップを選びました。
「え、創業40年ですか?」
ご主人に思わず聞き返してしまいました。
と言うのも、確かにクラッシクな雰囲気なのですが、店内はこじんまりしていて、おしゃれです。
「10年ほど前にオープンしました」と言われても、何の違和感もないからです。
「茶房むべ」の高橋敏彦氏は著名なグラフィック・インテリアデザイナー
ご主人のお父様の高橋敏彦氏は著名なグラフィック・インテリアデザイナー。
画家、書家、建築家などさまざまな顔を持つ、多彩なアーティストです。
1987年には、日本観光協会の全国観光ポスターコンクールで、高橋敏彦氏の作品「秋川渓谷・五日市」の四季四点がグランプリ(運輸大臣賞)を受賞しています。
(そのポスターはこちら⇒「紅葉の秋川渓谷」)
この“四季四点”は絵葉書として店内でも購入できます。
そして、敏彦氏の息子さんである店主も、グラフィック・インテリアデザイナーとしてご活躍なさっています。
何よりも、このご主人の人柄に癒された気がします。
奥様の愛が生んだカフェ「茶房むべ」
イタリアで口にした珈琲の味に感激した敏彦氏の奥様。
夫・敏彦氏の来客をもてなそうと、「高橋敏彦視覚デザイン研究室」の一角に、この「茶房」を作ったそうです。
だから、カフェとギャラリーが一体なんです。
一体と言うより、むしろアーティストの仕事場の一角で来客をおもてなしする場を、カフェとして開放してくれているんです。
「お店に入る」というより、「お宅へお邪魔する」・・・。
この感覚は、そんなエピソードに端を発しているんですね。
当日「茶房むべ」が、女性アイドルグループ『DREAMING MONSTER』(ドリーミング・モンスター)初主演映画『夢の続きをもう一度』のロケ地に
7人全員20代の大人アイドルユニット『DREAMING MONSTER』(ドリーミング・モンスター)。
TWIN PLANET主催の “20歳以上の女性であれば誰でも応募可能”という『大人アイドルオーディション』で選ばれた中山安美、松本優子、吉井渚沙、櫻井希、藤方彩乃、水口奈美の6名に、SKE48を卒業した加藤智子を加えた7人組ユニットです(2015年結成)。
そんな彼女たちが、あきる野での共同生活を通して成長していく姿を描く、初主演映画『夢の続きをもう一度』のロケ撮影現場に遭遇しました。
冒頭のYouTube動画のように、『DREAMING MONSTER』のメンバー2人が暖簾(のれん)をくぐり、お店に入ってくるシーンを撮っていました。
あきる野市が窓口となり、魅力的な映画のロケ地として、この「茶房むべ」を紹介したそうです。
また、「瀬音の湯」も映画『夢の続きをもう一度』のロケ地となったそうです。
なお、『DREAMING MONSTER』のメンバーたちが映画撮影の期間に利用した宿泊施設は、「戸倉しろやまテラス」でした。
この「戸倉しろやまテラス」は、元・戸倉小学校。
廃校になって、2016年の4月から研修センターとしてオープンしたそうです。
(※)その後7月20日には、新宿ReNYにて『DREAMING MONSTER』初主演映画『夢の続きをもう一度』のクランクアップ会見が行われたようですね。
取材会見場では、映画主題歌となる「ジャパニーズフォーシーズン!」も披露されたようです。
ロケ地となった「茶房むべ」や「瀬音の湯」の映像が、どんな風に撮られているか今から楽しみです。
「むべ」って何だべ?
ご主人に店名の「むべ」についてお聞きしました。
「むべ」は「郁子」と書き、ほのかに甘い赤紫の実のなるアケビ科の植物だそうです。
日本で昔から愛でられてきた果実です。
「むべなるかな(いかにももっともなことであるなあ)」という慣用句を耳になされたことってないですか?
琵琶湖のほとりに位置する近江八幡市に残る伝説。
狩りの途中、天智天皇は8人の男子を持つ健康な老夫婦に出会いました。
「何でそんなに長寿なのですか?」と尋ねた天智天皇。
すると、老夫婦は「この地で取れる珍しい果物を食べているからです」と答えました。
この果実を口にした天智天皇は「むべなるかな」(なるほど、もっとも)と納得したそうです。
こんな話を聞くと、ますますこの「乙津」が“桃源郷”のような気がしてきませんか?
もし、この夏や紅葉の秋、奥多摩を訪れる機会があれば、「茶房むべ」にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
「茶房むべ」の基本情報
◆所在地:東京都あきる野市乙津1312
◆TEL:042-596-4335
◆営業時間:11:00―18:00
◆定休日:基本的になし。元日は休み(※電話で確認してください)
◆メニュー:基本はブレンド珈琲と季節のフルーツ添えレアチーズケーキ。土日祝日はランチ(数に限りあり)。
◆駐車場:数台分あり
◆アクセス:JR武蔵五日市駅前バスターミナル①番のりばで『藤倉行き』または『数馬行き』バスに乗車し、約15分。「荷田子」(にたご)バス停で下車。
◆「瀬音の湯」までは、車で1~2分。徒歩5~10分くらい。
あきる野市「秋川渓谷・瀬音の湯」
アルカリ単純温泉。
pH値=10.1。
5分も温泉につかると、肌がツルツルです。
これには、温泉好きのキム先生も大満足でした。
奥多摩の山々に囲まれた露天風呂では、鳥のさえずりや、秋川渓谷のせせらぎ(瀬音)も聞こえてきます。
完全にリラックスし、すべてをこの自然にゆだねたくなってしまいます。
「瀬音の湯」には、足湯、レストラン、物産直売所、宿泊施設も併設されています。
人気の温泉で、混み合っていることも多いので、ご注意ください。
「秋川渓谷・瀬音の湯」
◆所在地:あきる野市乙津565
◆TEL:042-595-2614
◆営業時間:10:00~22:00(21:00最終受付)
◆休館日:3・6・9・12月の第二水曜日
◆料金:(3時間まで)大人800円/小人400円
(延長1時間につき)大人200円/小人100円
(障害者) 400円
(未就学児)無料
◆アクセス:JR武蔵五日市駅前バスターミナル①番のりばで『瀬音の湯経由上養沢行き』に乗車し、約17分(片道320円)。または、『払沢の滝入口・藤倉・数馬行き』か『上養沢』行きに乗車し『十里木バス停』で途中下車(→石舟橋を渡って瀬音の湯まで約10分)する方法もあります。(詳しくは西東京バス五日市営業所まで⇒TEL:042-596-1611)
◆公式HP:http://www.seotonoyu.jp/
乙訓(おとくに)おやき店
「茶房むべ」の向かいには、こんなステキな「乙訓おやき店」もあります。
素朴な甘さのおやきで、キム先生も大満足でした。
ゲストハウス「くつろぎの星降る宿・OTSU NATURE GARDEN」
その「乙訓おやき店」の横には、ゲストハウス「くつろぎの星降る宿・OTSU NATURE GARDEN」もあります。
宿泊や川遊び、バーベキューを楽しめるようです。
「茶房むべ」と「瀬音の湯」のハングル単語・表現集
あきる野市 | 아키루노 시 |
乙津(おつ) | 오쓰 |
春には、しだれ桜や花々が咲き乱れ、「花の里」と呼ばれています。 | 봄에는 수양벚나무나 꽃들이 흐드러지게 피어난다고 해서, “하나노 사토”라고 합니다. |
「茶房むべ」は、隠れ家的雰囲気です。 | “카페 무베”는 마치 은신처 같은 분위기예요. |
秋川渓谷を眼下に見下ろし、奥多摩の山々の緑に包まれています。 | 아키카와 계곡은 오쿠타마의 깊은 숲에 둘러싸여 있어요. |
里全体を包み込む穏やかな空気感 | 마을 전체를 감싸는 온화한 공기 |
趣き(情緒)のある格子戸と暖簾(のれん) | 옛 정취가 있는 격자문과 포렴 |
梅雨に咲く紫陽花 | 장마에 피는 수국 |
石畳の小道を進むと、古民家風カフェに辿り着きます。 | 포석 길을 걸으면 고택풍의 카페에 도착해요. |
ご主人が旅先で、一点一点買い求めた珈琲茶碗で、美味しい珈琲をいただけます。 | 집 주인이 여행지에서 하나 하나 손수 구입한 아리타산 도자기인 커피잔으로 맛있는 커피를 마실 수 있어요. |
店内は、こじんまりしていてオシャレです。 | 가게 안은 아담해요. |
瀬音の湯 | 세오토노 유(온천 이름이 “시냇물 소리”예요 ) |
アルカリ性単純泉 | 알카리성 단순 온천 |
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