韓国の佐村河内守？大物歌手チョ・ヨンナム(조영남)氏の「ゴースト画家」詐欺疑惑で韓国騒然！（2016年5月26日フジテレビNONSTOP!）～ハングルニュース単語帳～

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大物歌手チョ・ヨンナム(조영남)氏のゴースト画家使用詐欺疑惑の真相

韓国の大物歌手であるチョ・ヨンナム（趙英男/조영남）氏、71歳。

彼は、歌手にとどまらず、KBSのトーク番組「チョ・ヨンナムに会った人」の司会者としても人気を博していたし、画家、著作家と多才な人物である。

１０年前、中央日報論説委員は「当代随一の歌い手にして絵師」と評している。

韓国では「３本の指に入る画家」とされているという。

「僕の中では、五木ひろしさんなのか、千昌夫さんなのかはっきりしてほしい」とゲストの博多大吉さん。

今、韓国ではチョ・ヨンナム氏が描いた絵をめぐる疑惑で騒然となっている。

その疑惑とは・・・・

「ゴースト画家」疑惑！！

「親日派」らしいチョ・ヨンナム氏の作品“FLOWER FROM FAR EAST”（極東から届いた花）

画家の助手として雇っていたＡ氏との間にトラブルが巻き起こっている。

番組で紹介されたチョ・ヨンナム氏の作品は、「トランプ」が貼られた花瓶に、満ち溢れるばかりの「花札」の花。

作品の題名は、“FLOWER FROM FAR EAST”。

つまり、「極東から届いた花」。

「極東」とは、中国の甘粛省や四川省から極東ロシア、朝鮮半島、台湾、日本にかけての地域を指す地理的概念である。

だが、韓国人のチョ・ヨンナム氏が「極東からの」と言う場合、「日本」を指しているように思える。

「花札」を使っていることから尚更である。

なぜなら、安土桃山時代にポルトガルから伝わった花札だが、その図柄は日本独自のもので、それが日本統治時代に韓国にも伝わっているからだ。

つまり、日本から伝わった「花札」という文化を礼賛した作品と言えるだろう。

「親日派」らしいモチーフだ。

この1999年の作品もゴースト画家Ａ氏が描いた作品とされている。

韓国の佐村河内守氏？

ゴースト画家Ａ氏の話によると・・・、

チョ・ヨンナム氏がＡ氏に絵を描くことを依頼。

　　　↓

Ａ氏が９０％を描いてチョ・ヨンナム氏に渡す。

　　　↓

チョ・ヨンナム氏はちょっと上塗りとサインをして完成。

これまで３００作品をゴースト画家に描かせていたという。

そうした作品をチョ・ヨンナム氏は、「自身の作品」として、約４万５千円～３００万円で販売していた。

対する、ゴースト画家Ａ氏の報酬は１作品あたり１万円～２万円。

「そこ渋ったね～」と神田うののツッコミ。

「日本でも似たような話ありましたけど・・・」

「たしか音楽関係だったような・・・」

Ａ氏は、このようなゴースト画家を８年続けていた。

しかも、チョ・ヨンナム氏が他の人に売っているとは知らなかったという。

今回の疑惑を受けて、チョ・ヨンナム氏は、Ａ氏に絵を描かせていたことを素直に認めた。

謝ったのかと思いきや、「助手を使って描くのは問題ない」とかなり強気。

ただ、報道のショックでコンサートは休んでいる。

しかし、近代日本美術協会の渡辺祥行理事長の見解では、「一から十まで本人が描くのが当たり前だ」。

韓国の検察は、チョ・ヨンナム氏に詐欺の疑いもあるとして家宅捜索をしている。

「交響曲第1番《HIROSHIMA》」などの作曲で絶賛された佐村河内守氏のゴーストライター問題が発覚して２年。

佐村河内守氏のケースは、単にゴーストライター問題だけではなく、「聴覚障害者」と偽っていたことも、大問題化した要因だった。

佐村河内守氏は、「聴覚障害者」⇒「現代のベートーベン」というイメージを売り物にして、「交響曲第1番《HIROSHIMA》」などのＣＤを大量に売りさばいたのだ。

韓国のゴーストライター問題は、どのような展開を遂げていくのであろうか？

今後の成り行きを見守りたい。

チョ・ヨンナム氏の著作「殺される覚悟で書いた親日宣言」

チョ・ヨンナム氏の持論は、「韓国はこの地球で表だって日本を軽蔑し嫌悪する唯一の国」である。

反日感情があふれる韓国の中で、「私は親日派だ！私に日本を返してくれ」とチョ・ヨンナム氏は叫んだ。

こうして、芸能界の重鎮であるチョ・ヨンナム氏が「親日」を宣言し、国中を騒然となったのは、１０年ほど前。

さらに、チョ・ヨンナム氏は、「竹島（独島）問題や教科書問題、靖国問題では日本の方が冷静にうまく対処していて、韓国は日本より下だ」と発言して、韓国は騒然となり、チョ氏はテレビのレギュラー番組を降板。

その際は、韓国国民に謝罪している。

今回のゴースト画家使用詐欺問題で韓国が騒然となっているのも、このような背景があるのは間違いない。

“天下のエンタテイナー、チョ・ヨンナムがまたもやってくれた”という反応であろう。

今回は、「助手を使って描くのは問題ない」と突っぱねるチョ・ヨンナム氏。

どこまで突っぱねきれるか？

【チョ・ヨンナム(조영남)氏の「ゴースト画家」詐欺疑惑】のハングル単語帳

사기를 친 걸까?	詐欺を働いたのか？
미술계 종사자	美術界の重鎮
저마다 한 마디씩을 내놓고 있다	各自が一言ずつ述べている
가수이자 화가	歌手であると同時に画家
무명화가를 고용해	無名画家を雇って
대신 그림을 그리게 했다	自分の代わりに絵を描かせた
개념미술	概念美術
팝아트	ポップアート
컨셉만 제공하다	コンセプトだけ提供する
물리적 실행	物理的実行（＝描く行為）
다른 이에게 맡기다	他の人に任せる
일반화한 관행	一般化した慣行
작품 하나에 공임이 10만원	作品１つ当たり工賃１０万ウォン
문제 삼고 싶다	問題としたい