Twitterプレゼントキャンペーン【K-POPアイドルチェキ】が輸送中紛失！「補償できない」主張を覆し当選者が受け取った補償は？

【勝利和解報告】
Twitterプレゼントキャンペーン「K-POPアイドルチェキ輸送中紛失事故」補償交渉の経緯と教訓

こんにちは、韓流ライターのぼくでんです。
K-POPアイドルをインタビュー取材した際にサイン入りチェキ写真を頂き、【アイドル応援プレゼントキャンペーン】などを展開しています。

2017年の暮れ、あるK-POPグループを取材してサイン入りチェキ写真を受け取りました。当選者様に【SNS宅配便】Ａ社を利用して発送しましたところ、宅配便Ｂ社が輸送中に「紛失」事故を引き起こしました。

その後、「当社約款にもとづきチェキの補償はできない」という対応に納得できず、Ａ社およびＢ社との粘り強い交渉の末「補償」をかちとることができました。僕自身このような紛失事故は初めてでしたが、明日あなたも事故にあうかもしれないので、交渉の経緯と教訓をお伝えします。

なお、円満な「和解合意」であり、しかも現在も【SNS宅配便】を利用させて頂いていて、Ａ社とＢ社のイメージを損なう意図はないので、企業名は伏せて「Ａ」「Ｂ」としました。

そもそも【SNS宅配便】って何？そのシステムは？

【SNS宅配便】を利用する大きな目的は、SNSを通してのみつながっている者同士が、お互いのプライバシーを守りながらプレゼントなどの受け渡しができるというところにあります。

もちろん、新大久保でよく顔を合わす方が当選したならば直接手渡しもできますし、Twitterを相互フォローしていて頻繁な交流を通して信頼関係を築いている場合など住所を教え合ってもいいかも知れませんが、予期しえないトラブルや事件が起こる可能性もあるので、原則【SNS宅配便】を利用しています。

①サービス申し込み、受取人へDMで連絡し必要事項を記入

（１）まず、発送者側がインターネットを通して【SNS宅配便】に申し込みます。その際、「配送料1500円」は発送者か受取人かどちらかを選択できます。支払いはクレジットカードです。
（２）【SNS宅配便】からメールで届いた「URL」を受取人様にDMで伝えて、その「URL」にアクセスし氏名・住所・電話などを記入してもらいます。
（３）最後に、発送日を【SNS宅配便】にメールで連絡します。

②商品発送⇒輸送⇒お届け

（１）宅配便スタッフが自宅まで商品を受け取りに来ます。
（２）一旦その商品を【SNS宅配便】会社へ。そこで「宛先」が商品に貼られて発送。
（３）宅配会社が輸送し、最寄りの営業所から受取人様宅へ配達。

申し込みの際に頻繁なメールやDMのやり取りがあるなどちょっと煩雑ですが、慣れればそれほど苦になりません。

【K-POPアイドルチェキ】輸送中紛失事故の経緯

昨年末、当選者３名様に【K-POPアイドルサイン入りチェキ】を発送し、２名様からはTwitterのDMにお礼の連絡が入りました。

連絡がこない方にも届いたものと思っていましたところ、１ヶ月以上経って「楽しみに待っているのにまだ届きません」とのDMが。

そこで【SNS宅配便】Ａ社に連絡したところ、数日後宅配便Ｂ社から「商品が行方不明になっています。いま捜しています」との連絡が入りました。

その数日後、「商品はトラックに積まれ、配送センターから最寄りの営業所に向かう途中のどこかで紛失しました」との連絡が入りました。同時に、「サイン入りチェキは代替品がないので、当社の規定により補償できません。配送料1500円はご返金いたします」との回答が。

誠意のない対応に納得できなかったため、【SNS宅配便】Ａ社に抗議の電話を何度か入れました。

ポイントは３点。
①「紛失の最終的な確定の連絡に続いて即座に『補償なし』という回答はひどい。まず『どんな代替品や補償が可能でしょうか？』という相談から始めるべきではないのか？」
②「ほぼ同等の代替品は幾らでもあるのではないのか？」として、以下の幾つかのご提案をさせて頂きました。
　★Ｂ社が韓国のアイドル事務所に事情説明とお詫びの韓国語メールを送って、「サイン入りチェキ」再発行をお願いする。
　★業務委託料として５万円お支払い頂ければ私がその煩雑な業務を代行。
　★ネットで「アイドルのサイン入りチェキ」を検索すると数千円から数万円なので、双方が納得できる妥当な線で金銭補償。
　★ネットで調べても当該K-POPアイドルのサイン入りチェキは出品されていないため、当選者の意向を伺い別のアイドルのサイン入りチェキで代替する。
③「私はＡ社と配送の契約を結んだのに、なぜＢ社と直接交渉しなければいけないのか？その契約を履行できなかったA社がまず補償し、それからＡ社とＢ社との間の話合いになるのが筋ではないのか？」

すぐに宅配便Ｂ社から「当社約款で、代替品は出荷人様にご用意していただくことになっています。金銭弁済の場合は価格証明が必要です」と回答がきたが、すでにその「約款」を読み込んでいたため「どこにその条文はあるのですか？」と追及。すると、「約款ではなく、社内事故処理のルールでした」とのこと。

その後、１週間ほどしてＢ社から「１万円を上限に受取人様に金銭弁済させて頂きます。当社から受取人様にご連絡いたします」との連絡が入りました。

もう解決したものと思っていたところ２週間ほど経って当選者様から「一度留守電が入ってましたが、その後何の連絡もありません」とのDMが届いたため、再度Ｂ社に連絡したところ当選者様宅に「宅配便Ｂ社が挨拶に訪れました」。

（※）なお、今回の一連の「補償」交渉の過程は当選者様に報告・相談しながら進めました。